ROKUGO MAGAZINE
いよいよ始まりました、「六郷BASEものづくりCAMP」。
今回レポートするのはDay1、つまり初回です。
緊張の中始まったDay1は、終わるころには笑顔がたくさん。どんなことをしたのかをレポートします!
Day1のレポートの前に、このプログラムについて少しだけ説明させてください。
「六郷BASEものづくりCAMP」は一般的な起業プログラムと違い「短期間でプロトタイプを作る」ことを特徴としています。
なぜプロトタイプまでつくる必要があるのでしょう?
「1枚の絵は1000の言葉に匹敵する。だとすれば、1つのプロトタイプは、1000枚の絵に匹敵する」という有名な言葉があります。
カタチとして存在するプロトタイプがあると、「こういうモノでこういうことがしたい」という、起業家のイメージの解像度が高まります。すると、起業家へのフィードバックが的確になり、より良いモノ・ビジネスモデルをより早くつくることができます。
つまり、ものづくり起業をスムーズに進めることができるのです。
では、なぜ「六郷BASEものづくりCAMP」はプロトタイプ製作までできるのでしょう。
六郷BASEには3Dプリンタやレーザーカッターを備えた試作室があります。
機器の使い方や設計図作成をサポートする指導員、すでにものづくり起業家として活動する先輩起業家がプロトタイプ製作をサポートします。
「六郷BASEものづくりCAMP」は人も機器も場所もある、六郷BASEだからこそできるプログラムなのです。
六郷BASEの試作室
プログラムの中では、六郷BASEのインキュベーションマネージャー(起業に関する伴走支援者)による面談も設定します。自分のアイデアをビジネスに繋げるべく、起業家に寄り添いサポートします。
参加者&講師とワークをして頭をフル回転させる日、インキュベーションマネージャーとじっくり話す日、一人で深く考える日…と参加者のみなさんには濃厚な1か月を過ごしていただきます。
そんな「六郷BASEものづくりCAMP」、本年度のプログラムが始まりました!
今年度はプロダクトデザインをされている方や、主婦の方など多様な方にご参加いただきました。
Day1開始時、かなり緊張されているみなさん。
自己紹介をきっかけに少しずつ会話が進み、だんだん緊張が和らいできました。
今回ご参加いただく方は、「起業したい」「今のアイデアを製品化させたい」と熱い想いをお持ちです
その想いをカタチにするため、Day1では「●●思考」を実践することから始まりました。
今回のプログラムでDay1Day2の講義を担当されるのは市角氏。
市角氏は国内外で広告制作やブランディングの仕事をされつつ、業界での知見を活かしデザイン思考の教育に携わっておられます。
そんな市角氏から学ぶのはズバリ、「デザイン思考」。
事業の「コンセプト」をつくるべく、まずはアイデアを目に見えるカタチに具現化します。
具現化するアイテム
具現化できたら、次はお互いにヒアリングタイム。
具現化したモノを使って説明し、お互いにフィードバックし合います。
アイデアがカタチになると、話の中身が濃厚になります。
「こんなやり方もあるんじゃない?」「どういう時に使うの?」など意見や質問が多く出てきました。
グループワークでは仲間の具現化したアイデアを見て、
自分が思いついたアイデアを書いた付箋を、ペタペタと模造紙に貼っていきます。
市角氏いわく、アイデアを出すポイントは「アホらしいアイデアを大量生産する」「無責任にアイデアを出す!」とのこと。
その方がアイデアの枠が広がるからだそうです。
無責任(!)なアイデアは新しい気づきも持ってきてくれるようです。
「そういう考えもあるか…」とぼそっとこぼれた声も。
広がりきったアイデアを、いよいよ収束させていきます。
「こんなにアイデアが出たけれど、どうまとめればいいんだ…?!」と迷った方には、市角氏が丁寧にサポートされていました。
というところで、Day1はここまで!
緊張から始まりましたが、怒涛のワークで緊張もどこかに飛んでいきました。
最後はこの笑顔!
今日のアイデアは1か月後どうなっているのでしょう、とても楽しみですね!
Day2のレポートもお楽しみに!