ROKUGO MAGAZINE
1カ月でビジネスモデルとプロトタイプをつくりあげる、「六郷BASEものづくりCAMP」。
Day4のテーマは【プレゼンテーション練習】です。
(Day1のレポートはこちら・Day2のレポートはこちら・Day3のレポートはこちら)
起業は一人ではできません。
最初は一人で始めたとしても、製造パートナーや販売パートナーなど、いつかは誰かと一緒にビジネスを進めることになります。
また、ビジネスを進めるためには資金も必要です。資金を集めるには、自分のビジネスを金融機関や投資家に理解してもらう必要があります。
「人」と「資金」を用意するためには、自分のビジネスをわかりやすく魅力的に説明しなければいけません。
この説明こそがプレゼンテーションです。
起業におけるプレゼンテーションは、自分のビジネスをわかりやすく説明することが目的ではありません。
「面白いビジネスですね、ぜひ一緒にビジネスを進めましょう」「資金調達に協力しますよ」と
聞いている人に共感させ、行動を促すことがゴールです。
つまり、魅力的でわかりやすいプレゼンテーションがビジネスを成長させるカギとなるのです。
さて、六郷BASEものづくりCAMPの最終日は「DemoDay」
六郷BASEものづくりCAMPにおける「DemoDay」は、ビジネスプランとプロトタイプの発表会のことを言います。
Day4では「DemoDay」に向けたプレゼンテーションの練習を行いました。
Day4の講師はDay3と同じく吉井氏です。
吉井 慎人氏
BOND大学 MBA経営学修士。人材会社の営業を経て、インキュベーション・コンサルティング会社で「起業家育成プログラム」をゼロから立ち上げ、運営責任者として300名を超える起業家と向き合い、事業計画書の作成支援に従事。出向型インキュベーション支援としてスタートアップに常駐して経営に携わり、(株)GLOCAL GUNSHI設立。現在、ビジネスの軍師として、インキュベーション施設で年間100名以上の事業相談に乗っている。
Day4の3時間で、参加者のみなさんのプレゼンテーションスキルがみるみるアップしました!たった3時間で、です。
どういう練習をしたのかというと…
「人の評価をするのは初めて」という方もいらっしゃったので、プレゼンテーションの評価ポイントを吉井氏が共有してくれました。
プレゼンテーションの評価ポイントはこの2つです。
まずは1回目のプレゼンテーション。
プレゼンテーションが終わる度に、評価・フィードバックしていきます。
また自分のプレゼンテーションをスマートフォンで見て振り返ります。
実は1回目のプレゼンテーションの際、自身のスマートフォンでプレゼンテーションを録画していました。
「重要ではない部分の説明が長かった」「え~、とかあの~とかが多かった」など、自分が話す動画を見ると、様々なことに気づけます。
すると、「どこをどう改善すればいいか」が明確になります。
改善後のプレゼンテーションは、改善前とは見違えるほどわかりやすく、そして魅力的になりました。
吉井氏いわく、プレゼンテーションの練習で大事なことは、
・聞く相手が誰なのかを想定すること
・練習の回数を増やすこと
この2つとのこと。
例えば、一般消費者に製品使用モニターになってもらいたい場合と、パートナー企業を探したい場合では、話す内容が異なります。
手振り身振りや話し方も変わってきます。
プレゼンテーションの構成を考える際には、「誰に伝えるか」をしっかり設定することが重要、と吉井氏。
また吉井氏は「練習回数がモノをいう」とも話してくれました。
「他の人と比べるのではなく、昨日の自分と比べてどうかを考えてください。何度も何度も練習すれば、必ず上達します。」
次のDay4.5はプレゼンテーション特訓日です。
お互いにプレゼンテーションをフィードバックし合い、聞く方により伝わるように仕上げていきます。
参加者同士で切磋琢磨できるのも、このプログラムの特徴です。
さて最終日のDemo Dayはどのようなプレゼンテーションが聞けるでしょう?