ROKUGO BASE Magazine

【イベントレポート】地域とアート・デザインプロジェクトー大田区と町工場ーを開催しました
大田区の町工場と女子美術大学の学生たちがタッグを組み、ものづくりの魅力を社会に広く伝えるコンテンツ制作プロジェクトの発表会が、今年も六郷BASEで開催されました。
産業とデザインの出会いによって、町工場の知られざる魅力を発信する取り組みとなります。
町工場の魅力を「見える化」
大田区には約3,500もの町工場があり、その技術力は航空機や自動車、スマートフォン、さらにはロケットなど、あらゆる製品を支えています。
しかし、町工場で作られるのは部品単位であるため、消費者の目に触れることが少なく、その価値が伝わりにくいという課題があります。
そこでスタートしたのが、女子美術大学と町工場の連携によるクリエイティブプロジェクト。
地域の企業課題をデザインの力で解決しようという想いのもと、株式会社善大工業の福富善大社長のサポートを受けつつ、学生たちが本気で町工場と向き合いました。

学生たちは羽田空港以外の大田区を初めて訪れた生徒も多く、工場見学を経て、小さな部品が社会を支える現場を目の当たりにしたそうです。


参加者も興味津々
発表会では、どれも個性的で観客が思わず「おおっ」と声が出てしまう場面も。

町工場をはじめ、大田区に住んでいたり関わりがあったりする人々でも、自分たちの部品が最終的に何に使われているかを知らないことも多く、学生の視点でそれを紐解く過程はとても新鮮だったようです。

当日は六郷BASEに入居している起業家も参加。学生との交流で刺激を受けていました。
また、女子美術大学の講師陣からは、
「専門外の領域にチャレンジしてくれた生徒もいた。この経験が学生のクリエイティブの励みになる。」
「伝えるのではなく、伝わるにはどうしたらいいか?という問いに対し、学生たちが全力で挑戦してくれた。」
とのコメントも。
学生のみなさん、本当にお疲れ様でした!
六郷BASEは、若い力と町工場の出会いをこれからも応援します
このプロジェクトは単なるデザインの授業ではなく、実社会と若者がつながる場でもあります。
六郷BASEでは、今後も地域の町工場と学生、起業家の協働を通じて、大田区の魅力を再発見し、未来に伝える仕掛けをつくり続けます!

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