ROKUGO BASE Magazine
【イベントレポート】アイデアとニーズはどうやって繋げる?六郷BASEものづくりCAMP Day2
1カ月でビジネスモデルとプロトタイプをつくりあげる、「六郷BASEものづくりCAMP」。
Day2のテーマは【アイデアのブラッシュアップとペーパープロトタイプ製作】。
アイデアをブラッシュアップするには、何をどうすればいいのでしょう…?
アイデアのブラッシュアップって何のためにするの?
そもそもアイデアのブラッシュアップは何のためにするのでしょう?
アイデアは何も手を加えないと単なる「思いつき」です。
「思いつき」を事業に使えるビジネスアイデアに変身させるには、ユーザーとなる方、つまりその事業にお金を払う方のニーズに沿っているかが重要です。
そのためには、人から意見をもらい自分では気づけなかった視点を発見することと、人に話して思考を整理することが欠かせません。
つまり、人から「いいね」「欲しいな」と思ってもらえるビジネスアイデアにするために、ブラッシュアップが必要と言えるでしょう。
ニーズとアイデアを繋げる共感MAP
「自分のアイデアとニーズはどう繋げたらいいんだろう……」
そんな課題を抱えた時に役立つのが「デザイン思考」。Day2では、デザイン思考の「共感」にフォーカスします。
今回も講師はDAY1と同じく市角氏。
国内外で広告制作やブランディングの仕事をされながら、業界での知見を活かしデザイン思考の教育に携わっておられます。
こちらは市角氏にご用意いただいた「共感MAP」
共感MAPで、アイデアとユーザーのニーズを繋げる糸口を見つけていきます。
実はDay1とDay2の間に宿題が出ていました。
宿題の内容は「自分のアイデアについて、周りの人に意見を聞くこと」。
宿題で聞いてきたことを付箋に書き、共感MAPにペタペタ貼ります。
周りの人の意見から
「この意見の背景にはこういう考えがあるのではないか」「こういう願いがあるのでは?」と
ユーザーとなり得る人のニーズを探っていきます。
アイデアとニーズの繋がりが見え始めたころ…
「自分が取り組むべき課題は○○である、という一言を書いてください。」
と市角氏から新しい課題が!
市角氏の質問にじーーーーーっくりと悩むみなさん。
ああでもない、こうでもないと悩みながら、「取り組むべき課題」をあぶり出します。
ワークと対話を繰り返す
「取り組むべき課題」を書き出したところで、【よってたかってコンサルタイム】
一人のアイデアに対して、参加者講師全員で意見を出します。
「取り組むべき課題」が一言にまとまっているので、意見が次々に出てきました。
トークとワークの連鎖で、みるみるアイデアがブラッシュアップされていきます!
皆からもらった意見と、既存のアイデアを掛け合わせて、新しい視点の製品アイデアを生み出します。
悩みながらアイデアを1つ、考えたみなさん。
ブラッシュアップされたアイデアを説明するために、Day1で行った再ペーパープロトタイプ製作に再び取り組んでいただきます。
2回目のペーパープロトタイプ製作
Day1で作ったペーパープロトタイプからアップグレードした部分を強調できるように作っていきます。
アイデアが視覚的にすぐ伝わるように意識して作っていただいています。
そしてペーパープロトタイプを使って発表です!
みなさん、プレゼンお疲れさまでした!
「Day1に比べて、デザイン思考を回す速さが格段に速くなっていますよ!」と市角氏からコメントをいただきました!
メンタリングを挟んでDay3へ
「六郷BASEものづくりCAMP」の特徴の1つに、集合講義の合間にメンターとの個別メンタリングがあります。
ビジネスアイデアがブラッシュアップされたところで、ビジネスモデルをどうしていくかを
担当メンターと話し合います。
そして次はいよいよ【ビジネスモデル】の作成です!
講師も変わります。どんなプログラムなのか、ワクワクしますね!
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