ROKUGO BASE Magazine
【イベントレポート】ビジネスモデルをシンプルに考える 六郷BASEものづくりCAMP Day3
たった1カ月でビジネスモデルとプロトタイプをつくり上げる、六郷BASEものづくりCAMP。
Day1・2ではてアイデアのブラッシュアップを進めてきました。
(Day1のレポートはこちら・Day2のレポートはこちら)
折り返し地点となるDay3では、「ビジネスモデル」をつくり始めます。
Day3、4を担当するのは吉井慎人氏。
BOND大学 MBA経営学修士。人材会社の営業を経て、インキュベーション・コンサルティング会社で「起業家育成プログラム」をゼロから立ち上げ、運営責任者として300名を超える起業家と向き合い、事業計画書の作成支援に従事。出向型インキュベーション支援としてスタートアップに常駐して経営に携わり、(株)GLOCAL GUNSHI設立。現在、ビジネスの軍師として、インキュベーション施設で年間100名以上の事業相談に乗っている。
ビジネスモデルはなぜ必要?
ビジネスを持続させていくには、利益を持続的に出していくことが必要です。
利益を持続的に出していくための仕組みが「ビジネスモデル」です。
またビジネスアイデアを具現化させるために必要なものとも言えます。
ビジネスを進めていくと、他の人の協力が必要になる時がやってきます。
その際にビジネスモデルがあると、自分のビジネスを人にわかりやすく伝えられ、共感を得られます。
アイデアを固め、人に理解してもらうために、ビジネスモデルをつくる必要があるのです。
5W2Hを使ってビジネスモデルを作成する
ビジネスモデルの作成にはいろいろな方法があります。
そのため、どうやって作成すればいいか思いつかないということも起こります。
そこで、六郷BASEものづくりCAMPでは、ビジネスアイデアを「5W2H」で整理しながらビジネスモデルを作成することに。
ビジネスモデルをつくるための「5W2H」
ビジネスモデルを「5W2H」で整理するポイントです。
上記ポイントを押さえて、みなさんにビジネスアイデアを整理いただきます。
その後5W2Hを発表いただきました。
発表後、それぞれのビジネスアイデアの5W2Hをどう改善すればいいかをみんなで考えます。
改善案の出し方としてこの3つの視点が良いようです。
「こんな人がプレゼントとして買いそうだから、ターゲット層を増やしてみては?」
「価値が伝わる説明があればいいのでは?」など、いろいろな意見が飛び交いました。
AIにも改善案を考えてもらいます。今回活躍するAIはChatGPT。
「今の5W2Hをより良くするにはどうすればいいか」をプロンプトにしてChatGPTに書き込みます。すると…
今までの話を聞いていたのかというくらい、的を射たアドバイスがかえってきました。
「AIはスピードが速い。しかし、事業に寄り添って考えてくれたのは人です。」と吉井氏。
AIと人、両方を上手に使うことで5W2Hがよりブラッシュアップされていきます。
価格の設定、どうしたらいい?
「値決めは経営」と言われますが、価格はどう決めたらいいのでしょう?
今回ご紹介いただいた価格設定の方法は以下の3つです。
「価格の決め方には種類があります。全ての方法を検討して、どの方法だと利益が出るかを考えることが重要です。」と吉井氏。
課金方法もレクチャーいただきました。
ぼんやりしていたアイデアが、どんどんカタチになっていきますね。
アイデアとプロトタイプとビジネスモデルがそろったところで、Day4ではいよいよプレゼンテーション特訓を行います。
どんなプレゼンテーションになるのか、楽しみですね!
2024年度の開催情報はこちら