六郷BASE

大田区南六郷創業支援施設

ROKUGO BASE Magazine

【アクセラレーションプログラム】ものづくりCAMP2025 DAY5

REPORT
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ものづくりCAMPのDAY5では、「特許戦略」をテーマに、自分のアイデアをどう守り、どう活かしていくかを学びました。
特許は、事業を守るための盾であると同時に、資金調達の際にも信頼や評価につながる大切な要素。
参加者にとって、事業化を進めるうえでの重要な一歩となる回でした。

ものづくりCAMPとは

六郷BASE ものづくりCAMP(ものキャン)は、革新的な「ものづくりアイデア」の実現を目指す起業家のための約2か月間のアクセラレーションプログラムです。

大田区が誇るベンチャーフレンドリーな町工場と、起業・経営の専門知識を持つ専属メンター、そして各分野のエキスパートであるプログラム講師が、あなたのアイデアを製品化へと導きます。

DAY5 特許戦略

DAY5では、六郷BASEの入居者でもあり、技術支援・物作り支援を行うOMT initiative合同会社の及川氏を講師に迎え、自身の事業での特許取得の経験談をもとにお話しいただきました。

OMT initiative合同会社
代表社員 及川 陽一 

今までの経験で培ってきた技術力・企業ネットワークを生かして、通信、映像、センシング分野での革新的な提案を行ない、技術支援・物作り支援を行なう合同会社を起業し事業化を進行中。社名にも含まれている「マルチモーダル」という5感覚における錯覚現象の研究開発とともに、これらの技術に関わる実用化開発、医工連携の分野での開発も並行して進行中。

特許を取るだけじゃない

戦略的に“使う”ための第一歩

講義では、特許の基本的な仕組みや申請の流れに加え、「なぜ特許を持つことが重要なのか」を丁寧に解説していただきました。
単に他社の特許を侵害しないためだけでなく、自分の技術やアイデアを守りビジネスを強くするためのツールとして、どのように特許を活用できるのか。
及川さんの実体験を交えたお話に、参加者からも次々と質問が飛び交い、終始活発な雰囲気で進行しました。

製品の独自性を考える

今回の課題は、類似特許を3件見つけて分析すること。
参加者一人ひとりが自分のプロジェクトと既存技術を比較し、どこが違うのかを明確にするワークを行いました。
及川さんは、「特許取得で最も大切なのは、‟違いを明確に伝えること”」とお話されていました。
単なるアイデアではなく、製品の独自性をどう言葉にして説明するか。
それこそが、特許を通して事業価値を高めるポイントです。
プログラム終了後も個別でディスカッションを行うなど、参加者一人ひとりと疑問やアイデアを語り合う姿が印象的でした。

DAY6向けて

特許というなかなか難しいテーマにも関わらず、終始活発な意見交換が行われ、参加者の集中度は最後まで途切れませんでした。
次回からはいよいよプレゼンテーション準備がスタートします。
自分のアイデアをどう表現し、どう価値を伝えるのか——
その力が試されるフェーズに突入です。


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