ROKUGO BASE Magazine
【アクセラレーションプログラム】ものづくりCOMPASS2026 DAY2
9月13日(日)、六郷BASEにて、アクセラレーションプログラム「ものづくりCOMPASS」第5期のDAY2を開催しました。
今回のテーマは「成功するプロダクト開発の考え方」。自分のアイデアをどう捉え直し、市場で選ばれるプロダクトへ育てていくかを考える回となりました。
ものづくりCOMPASSとは
六郷BASE ものづくりCOMPASSは、製品アイデアの実現を目指す起業家のためのアクセラレーションプログラムです。
今年度のテーマは「市場で選ばれるプロダクト企画の完成」。
全6回のワークセミナーに加え、専属メンターとのメンタリングやDEMO DAYでの発表を通じて、大田区が誇る町工場のネットワークと起業支援のプロの伴走のもと、アイデアを「市場性のある」企画へと磨き上げていきます。
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DAY2 成功するプロダクト開発の考え方
DAY2は、Yolni株式会社 取締役/合同会社techika 代表社員の矢島佳澄さんに担当いただきました。
矢島さんは、電子工作・手芸・プログラミングを組み合わせた「柔らかいハードウェア」の制作を手がけ、IoT防犯アクセサリー「Yolni(ヨルニ)」を開発。
2025年にはYolniのクラウドファンディングを成功させ、商品化を実現された作り手です。ご自身の実践に裏打ちされた言葉には、説得力がありました。

「あなたのアイデアを一言でいうと?」
セミナー最初は「あなたのアイデアを一言でいうと?」という問いかけから始まりました。
そして「何個作りたいのか」「日本でどのくらいの人がターゲットになるのか」を各々考えます。
自分のアイデアを、規模と対象という具体的なものさしで捉え直す時間となりました。
印象的だったのは、「好きなことを事業にする」ためのヒントです。
好きでやっていたことが、実は誰かの課題を解決している。
得意なことの、視点少しを変えてみる。
まずは自分のやりたいことのフィロソフィー(哲学)を込めたものを作ってみる。矢島さんの言葉は、「好き」と「事業」を結びつけるための現実的な手がかりを与えてくれました。
そして「成功する=市場をとる」という定義が、この日の軸として示されました。

ビジネスモデルキャンバスで、アイデアを可視化する
後半は、参加者それぞれが「ビジネスモデルキャンバス」を実際に書いてみるワークを行いました。
誰に、何を、どうやって届けるのか。
頭の中にあった構想を一枚に落とし込み、一人ずつ矢島さんからコメントをもらいました。
書いてみた参加者からは、
「AIに手伝ってもらったら、普遍的なものができた」
「実際に形にするまでには、相当時間がかかりそう…」
といった声も。
手を動かすことで見えてくる手応えと課題の両方を、それぞれが持ち帰る時間になったようです。

「好きだけじゃ市場はとれない。続けた人が市場をとる」
ワークのあとは、矢島さんが実際に製品をどう作り上げていったのか、プロトタイプづくりの過程や、途中で起きた失敗談まで、リアルな体験を共有してくださいました。
好きという情熱は出発点として欠かせないけれど、それだけでは市場は取れない。
試作を重ね、失敗し、それでも続けていく。
その積み重ねの先にこそ、市場で選ばれるプロダクトがある。
矢島さん自身の歩みと重なるからこそ、参加者の胸に深く残るメッセージとなりました。
当日は参加者からの質疑応答も活発で、予定していた時間いっぱいまでやりとりが続きました。
実際に製品化を経験した講師だからこそ答えられる、具体的で踏み込んだ質問が次々と飛び交い、それぞれが自分の事業に引きつけて話を聞いていた様子が印象的でした。

次回へ続く…
DAY3のテーマは「製品コンセプトの整理と事業計画の策定」。
今回見つめ直したアイデアが、より具体的な計画へと近づいていきます。
次回のレポートもお楽しみに!

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