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ROKUGO MAGAZINE

【イベントレポート】メタバース市場には様々なビジネスチャンスが広がっている

近年、「メタバース」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?
昨年は、GAFAの一角をなす「Facebook」が「Meta」へと社名を変更したことが話題を呼びました。

「メタバース」とは、インターネット上に構築された3次元の仮想空間やサービスのことを指します。……と聞いても、どこかピンと来なかったり、ましてやビジネスに活用するなど、想像が付かないでしょう。
今後、「メタバース」はビジネスシーンにおいて、重要な役割を果たすことになる可能性を秘めています。

2022年7月に開催したイベント「最新のメタバース活用事例から見える未来予想図」では、世界中を旅しながら最先端の情報をリサーチしている、RouteX Inc.(ルーテックス株式会社) CEO大森貴之氏を講師に招いてお話を伺いました。

目次

なぜメタバースが急激に発達してきたのか?
身近なメタバースの事例
メタバースはビジネスチャンスの宝庫
ビジネスのステージがメタバースへ

講師プロフィール

RouteX Inc.(ルーテックス株式会社) CEO
大森 貴之

海外渡航歴90ヶ国、学生時代にシリコンバレー、イスラエル、ロシア等でのインターンや調査を経験。海外のスタートアップ・エコシステムのリサーチを専門とし、世界中のスタートアップのビジネスモデルやテクノロジーの分析を行なっている。ロシアや旧ソ連地域が得意。シリコンバレーで毎年開催されるFacebookの最も重要なカンファレンス「F8」にて2019年度は日本人で唯一「F8 Hackathon」に参加。シリコンバレー発の世界最大のエンジニアとスタートアップのコミュニティFacebook Developer CirclesとAngelHackの日本運営代表を歴任。京都大学MBA (経営学修士) 修了
HP:https://routexstartups.com/

なぜメタバースが急激に発達してきたのか?

大森氏は以下のような2つの理由があると言います。
①イマ―シブルテクノロジー(VR・AR)の発達
②ブロックチェーン技術(NFT)の発達

①に関しては、メディアでもよく紹介されるようになったVR体験ゲームなどが身近で想像しやすいでしょう。没入体験の質が向上したことは、メタバース上のコンテンツの質の向上に直結しました。
②に関しては、ビットコイン取引の隆盛に象徴されています。情報通信ネットワーク上での暗号技術を用いた処理を通じて、メタバースに経済性が生み出されます。

身近なメタバースの事例

メタバースに対してどこか難しいイメージを持っている人も多いかもしれませんが、古くから我々の身近でメタバースに近いものは活用されていたのです。

類似したサービスとして、例えば、2003年の「SECONDLIFE」というゲームや2009年の「アメーバピグ」などが挙げられます。
2010年以降はハードウェアのスペックが向上したことでメタバース自体の質も向上し、現在の形にどんどん近づいていきます。例えば、2017年にリリースされた「Fortnight」というゲームを今でも楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
Fortnight上では、アメリカのラッパー Travis Scott が コンサートライブを行い、約2000万ドル(約21億円)という現実空間でのライブを上回るほどの売り上げを達成しました。メタ―バースが大きな経済的価値を生み出すことが証明された一例です。

メタバースはビジネスチャンスの宝庫

メタバースの活用は娯楽にとどまりません。
例えば…
医療教育では、メタバース上で外科手術の練習に活用されています。建築業界では、VRデバイスを利用した建築設計図の3D化や完成イメージを等身大のサイズで体験することができるツールが活用事例として有名です。また、VRヘッドセット内に搭載されたカメラを通して、人の表情をリアルタイムでアバターに反映させる技術の研究も進められているようです。

メタバースの普及により、メタバース内のデザイン分野だけではなく、プラットフォーム構築からグッズ販売、決済処理、デザインソフト等の関連分野で幅広いビジネスチャンスが生まれているのです。すでに、GoogleやAmazon、VISAなどの世界的に有名な企業の多くがメタバース業界に参画し始めています。

ビジネスのステージがメタバースへ

「現実世界にあるものが次々とメタバース上で行われるようになることで、どんな課題が出てくるのかを検討しながらビジネスが進められている」と大森氏は言います。

アパレル、エンタメ、ゲーム、スポーツ、フィットネス、教育、広告、オフィス業務など、メタバース上には多くのビジネスチャンスが転がっています。まだ発展途上であるメタバースビジネスの可能性は無限大です。

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7月に開催した当イベント。六郷BASEのオープン以来最も多くの方にご参加いただきました。それだけ「メタバース」が注目度の高いキーワードなのだと分かります。また、申込者の約8割が起業前の人だったことも、他のイベントと比べた特徴的な傾向でした。創業支援施設のコミュニティマネージャーとしては、新たなビジネスチャンスにアンテナを張っている人が多くいることを嬉しく思いました。六郷BASEでは、これから起業を目指す方への支援も実施しています。イベントを通じて情報収集してみるのはもちろん、ぜひ一度、現地にも足を運んでみてください。(コミュニティマネージャー・佐藤)